理想と現実

何もする気が起きない。脱力感が人生を蝕んでいる。

しかし、このなんとも言えない気怠い感覚は好きだ。いつまで経ってもこれに浸っていれたら幸せだろう。

ところで、本当は何をしたいのかも分からない。

もしかしたら、本当にしたいことなんて無いのかもしれない。

しかし、したくないことは分かる。生きる為にという大義名分を掲げて、したくないことをする人生なんてクソだと思う。それこそが現実逃避だと思う。

束の間の人生でしたいことをし、したくないことをしない。たったそれだけの願いも叶わないのなら、死んだほうがましと言える。

精神を病むなんて、臆病者のする事だ。現実から逃げる代償として、魂を腐らせる行為。

そんなことに人生を費やすのは愚かだと思う。

理想の為には死ねるが、現実の為には死にたくない。